一人旅の記録

一人旅の様子を記録します。

2023 一人旅 in オーストラリア 1

2023.6.2 fri

待ちに待った旅行の日。今回の行き先はオーストラリア。
オーストラリアは思っているより近く、日本から直行便も多く行きやすい国だ。
とはいえ、初めてのこと。用心して行かなくては。
しかし、前回のフランスに比べれば英語圏であるし、日本人観光客も多いことだろうから随分気は楽である。

本日はあいにくの雨。台風も近づいている。夫がたまたま休日となったので、最寄りのバス停まで送ってくれた。その前に、飼っている2匹の猫とのしばしのお別れ。それがすごく寂しかった。
特に小さい猫の方が、私にとても懐いており、いなくなるとニャーニャーと鳴き出す。そんな子なので、9日間も家を空けることに対して免疫がないから、すごく心配であった。後ろ髪引かれる思いだったが、旅は自分の念願でもあるので、出発した。

バスに揺られ、まずは成田空港を目指す。
前回は羽田空港から出発したため、成田空港から国際便で出国するのは初めてだった。
台風が心配だったが、無事フライトはするようだ。
成田空港第3ターミナルに着いた。
ここで少しテンションが上がり始める。
ドキドキワクワク。非日常の始まりだ。

成田空港 第3ターミナル


搭乗手続きまで時間があったので、うどんを食べた。しばらく日本食は食べられないだろうからしっかりと味わった。

フライトの3時間前になり、搭乗手続きが始まった。
チェックインカウンターの列に並んでいると、外国の方が話しかけてきた。
どうやらオーストラリアへ帰国するオーストラリア人のカップルだった。カタコトの日本語で「どこに行きますか?僕はケアンズに帰ります。」といった内容だった。
私もケアンズへ向かうので、少しおしゃべりをした。日本旅行を楽しんだようだ。
早速国際交流があり、嬉しかった。

荷物も無事預けることができ、次は出国検査だ。
私はここでミスを冒す。
ポケットWifiのレンタルを申し込んでおいたのに、受け取らないまま、出国手続きを済ませてしまったのだ。出国ゲートは2F。Wifiの受け取りカウンターは1Fだった。
私は忘れていたわけではなく、出国ゲートを済ませたら1Fに行けるのかと思ってしまったのだ。なぜなら、2Fから1Fへの誘導エスカレーターが見当たらなかったからだ。成田空港は羽田と比べて分かりにくいと感じた。

ともかく、Wifiを受け取り忘れた私は、若干焦った。「やっちまった〜。」
旅行先でインターネットが使えないのはかなり不安だ。さあ、ここで自分のトラブル対応力、判断力が試される。

選択肢は、二つ。
①航空スタッフの方にお願いして、代わりに受け取ってきてもらう。
②ポケットWifiはあきらめて、スマホキャリアの海外パケットサービスの使用に切り替える。

①の場合、飛行機の搭乗の40分前ごろにならないと、航空会社のクルーが来ないので、かなり時間がない。そして確実性がない。しかし受け取ることができれば、キャンセル料もかからず無駄がない。

②の場合、WiFiレンタル料に加えて、パケット代が加算されるので、少し出費だ。しかしメリットとしては、ルータを持ち歩かなくて済むこと、そして受け取れるかどうかをヤキモキすることなく、今すぐ解決できる。

私は、少し悩んだが、今この出発前のドキドキとワクワクを楽しみたかったので、レンタルのことはあきらめてキャンセルし、新たに海外パケットサービスの利用をすることに決めた。そうすることで、もうそのミスは忘れて、次の楽しみに気持ちを切り替えることにした。
旅では、トラブルが付き物。いかに対処していくかがとても重要だ。
なのでこのようなことは想定内と考え、切り替えることにした。

後ほど、レンタルWifiにはキャンセルの旨を伝えた。キャンセル料は戻らないが、1年以内に使用できるクーポンをゲットすることができた。
また、今回初めて使用した海外パケット定額のサービスが、思いの他便利だということも知った。荷物にならないし、データ容量と金額の上限が決まっているので安心だ。不足したら、また追加することもできる。

次回からはこのサービスで利用しようと思った。
こうゆうミスがないと気づかなかったことなので、「災い転じて福となす」結果となり良かった。

さあ、そんなトラブルがいきなりあったが、いよいよ出発時間となった。
飛行機へ乗り込む。今回は、成田〜ケアンズジェットスターを利用。
席が満席でなかったので、3列シートの窓側をゲット。しかも隣の2列は空席なので、トイレも安心していける。

機内は外国の乗客が8割といった感じだった。

ジェットスター JQ26便

搭乗券

座席

さあ、後は乗るだけ。
21:30(本来は20:05発)に出発し、現地時間の6:00頃着く予定だ。
ケアンズまでのフライト時間は約7時間程度。機内泊となるのでなかなかハードだが、眠りたい。

無事に離陸して1時間後、軽食のサービス。
私はビーフパイを頼んでいた。LCCとはいえ、十分な味。飲み物はコーヒーを頂き、小腹を満たした。

ファーストミールのミートパイ


しばしお休み。
しかしなかなか眠れず。異文化で驚くことだが、機内で座席が空いていると、外国の人たちは余裕で3席使って、横になって眠る。CAさん達も特に注意することはない。「あー、それOKなんだ…。」と驚きつつも、なかなか私はそれをやる勇気がなかった。ごく普通の家庭に育ったが、日本人はお上品に育っているのだろう。マナーという常識が頭にある。しかし、海外では日本式のマナーや常識はリセットされる。だから私もそれに習って、隣の座席に足を伸ばさせてもらった。楽〜。
お互いに気取らない、干渉しないとすごく楽だなあと思った。マナーは悪いけど。
日本だったらできないな。

そんな常識の差も感じるのが海外旅行だ。

着陸の1時間前に、セカンドミールが配られた。
私はラップサンドを頼んでいた。早めの朝食。これもおいしい。

セカンドミールのラップサン


そしてまだ暗いままだったが、だんだんと現地の夜景が見えてきた。
無事にケアンズ空港へ到着した!!

さあ、いよいよここからは海外である。緊張感が高まる。

つづく。