一人旅の記録

一人旅の様子を記録します。

2019 一人旅 in フランス。 14

2019.5.5.Sun
フランス旅行5日目(最終日)

初めてのフランス一人旅も、あっという間に終わり帰国の日。
昨日の夜は、タクシー代が払えないというトラブルに見舞われ大パニックになったが、なんとか解決することができ、帰国の途に。

ホッとした気持ちで、最後の荷造りをする。

ホテルからシャルルドゴール空港までは、日本の会社に送迎を頼んでいた。
日本人の男性が迎えに来てくれて、久々に日本人と会話することができ、とても安心した。

この送迎は少々コストはかかるが、荷物を持ってくれたり、空港に着いてからのチケットの手配なども全部やってくれるので、とても楽チンだった。
昨日起きたトラブルのことも、笑い話にして会話をすることで、ようやく落ち着きを取り戻すことができた。

フライトまで時間があったので、昨日のできごとをインスタにアップしたりして、時間を潰した。数時間前までは、「もしかしたら帰れないかもしれない…泣」という恐怖に怯えていたので、帰れるという現実に信じられない気持ちでいっぱいだった。何も起こらない私の人生にも、何かが起きて、それを解決した、ということが、今回の旅の1番の収穫だったかも知れない。

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最終日、シャルルドゴール空港にて。


そして、時刻がせまり機内へ。後は帰るだけ。
帰りの機内のことは、あまり覚えていないが、外国人はトイレの使用の仕方がめちゃくちゃ汚いなあ、ということだけは覚えている。帰りもベトナムノイバイ国際空港で乗り継ぎをし、5月6日の15時頃、無事に羽田空港へ到着した。

久々の日本。こんなにも安堵感があるのかと驚いた。
やはり日本は私のコンフォートゾーンなんだと実感した。
そして、この安心感・清潔感・サービス業の素晴らしさ、すべてが旅行前より際立って見えた。日本にいる限り、私は何も怖くないな、、、そんな感覚を味わえた。
「だって、言葉が通じるのだもの。なんとでもなるわ!」と一回り大きくなれたような気がした。


勝手にランキング。
フランス旅行で驚いたこと ベスト3

1位…トイレ事情(日本のトイレの素晴らしさ。)
これは、もう本当に心底思った。とにかく日本のトイレ事情は恵まれている。
清潔なトイレが、コンビニ、複合施設など、どこにでもあり誰でも無料で使える。更に、トイレットペーパーは必ずあるし、ウォシュレット、音姫まである。こんなことは、フランスでは有り得なかった。「有料・汚い・臭い・紙は基本ない・トイレ自体少ない」こんな状況を味わったので、本当に日本は住み良いと思ったのである。今まで日本でトイレに感謝したことはなかったが、本当にすごいことよ、これは。

だって排泄は生き物にとって絶対に外せない行為。そして人間社会においては、トイレをいかに清潔かつスムーズに生活の中に取り入れていくかというのは、すごく重要なことであるわけで、それを日本の先人たちが、試行錯誤を繰り返して、現代のこの便利なシステムを作ってくれたんだなあ、と思うと、感謝しかないわけです。

そしてそれに輪をかけて、日本人の清潔さ、真面目さなどが相まって、素晴らしいトイレシステムが完成されたのだと思う。この文化は世界に誇るべきものだと本気で思う。


2位…路駐えぐい。
パリに着いて、最初に驚いたのは路上駐車だらけだったこと。通りという通りに、車がびっしり停まっているではありませんか。

でもこれは路上駐車ではなく、ちゃんとした駐車場のシステムらしい。
パリは、シテ島を中心としてうずまき状に発展していった街。なので、もう建物はできあがっており、開発する土地はほとんどなく、狭いのだ。だから新たに駐車場を作ることはできないため、仕方なく道の端を有料にして駐車スペースとしているようだ。

それにしても、車だらけで最初は何ごとかと思った。
しかも車と車の隙間はほとんどなく、どうやって停めたの?状態。パリ人はすごい縦列駐車のテクニックがあるのかもしれない。
そんな状況から、パリで乗る車はバンパーが丈夫じゃないといけないらしい。なぜなら縦列駐車の状態から出るには、前の車にぶつかりながら、ハンドルを切り返して、脱出しなければならないから。そんなことをしたら車の持ち主に怒られそうだが、お互い様の精神なので、これはこれで良いらしい。寛容社会ですね。

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路上には車がびっしり



3位…アンモニア臭する。
花の都パリ。そんなイメージで訪れたが、街を歩いていると時折ツーンとアンモニアの香り。これはトイレ事情にも通じるだろうが、多分男性とかは面倒くさいからその辺でしてしまうんだと思う。
パリを題材にした映画でも、パリの臭いはひどかったと言っていた。昔は排泄物をそのまま流していていたらしい。そんな歴史から、パリ人は悪臭には耐性があるらしい。そんなことはまったくイメージしていなかったので、驚いた。


ネガティブ面ばかりになってしまったが、フランスで良かったところは、
建造物や景色が素晴らしい!ということ。

パリの街並は本当に素晴らしく、圧巻だった。こんな素晴らしい建物が、統一感を持って街を形成していて、それを守り続けているというのは、素敵だなと思った。
また都市を離れた場所にある石造りの家は、景色とマッチししていて、まるで絵本のような世界で、私はとてもうっとりさせられた。放牧されたヤギや羊たちもとても良かった。
モンサンミシェルが良かったのは言うまでもないが、ヨーロッパの風情というのは、私にとって憧れであり、異世界であり、これからもずっとその気持ちは変わらないだろう。
また、今回惜しくも見れなかったルーブル美術館モナリザ)や凱旋門の展望台、ノートルダム大聖堂、またヴェルサイユ宮殿シャンボール城などの古城など、フランスはまだまだ見所だらけであるので、いつかまた訪れたいと思った。


この7日間は、不安、安堵、興奮、感動、寂しさ、喜び、残念、恐怖、達成感、疲労感、感慨など、たくさんの感情がめくるめくように訪れて、それはそれは刺激的な日々だった。しかし、忘れられない人生の1ページとなり、私の走馬灯の中に確実にランクインするであろう思い出となった。

海外一人旅は、チャレンジングなものだが、また行きたいと思えるような体験でもある。一人だからこその緊張、感動、というものがある。一人だと、喋り相手がいないので、しっかりと街を見たり、考えたり、感じたりすることができる。
そんな体験をするために、また一人旅に行こうと決めた。

これにて、2019年フランスの旅の旅行記は終了。
なんとか、2019年のうちに完了することができて良かった。

では、また、旅に出る日まで。

Au revoir!

 

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フランスのお土産たち。スノードームは宝物。